
「コンプライアンス違反事例の収集」について
1.岡山IBMユーザー研究会 M1チームでは、「マネージメントの役割とリーダーシップ」をテーマに毎年参加者を募り、研究会活動を行なっている。平成24年6月から始まった今期は、「コンプライアンス」に特化して、違反事例の研究から、その原因や対策を検討している。活動の成果として参加各社におけるコンプライアンス違反の防止策を策定する予定である。
2.M1チームのメンバー(藤井健一)が収集した「コンプライアンス違反事例」を以下にまとめた。これは、上記のM1チーム活動とは一線を画した違反事例集であり、大半をインターネット上のマスコミ記事などから以下の5項目に纏めたものである。
【1】違反概要
【2】発覚の結果会社が被った被害
【3】考えられる原因/原因
【4】再発防止策
【5】再発防止策を機能させる歯止め
「被害」に関しては、刑事・民事を問わず訴訟に発展したものは、直接的な金銭被害などが判明したものもあるが、多くは不明のため、被害の程度が推察できる手助けになればという範囲でまとめた。「原因」は、マスコミ報道などに書かれているものはそれを出来るだけ記載してあるが、まったく不明なものもあるため「考えられる原因」として類似の案件などから推察してまとめた。また「再発防止策」や「歯止め」に関しては、マスコミ報道などにはほとんど出てこないので、私見として記載したが、効果を保証できるものではない。
以上の前提を理解いただいた上で、参照いただければ幸いである。
(文責:岡山IBMユーザー研究会 個人会員 藤井健一)